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とあるSEの日記(慶應通信70期春・経済)

慶應通信で学んだことを書いていきます

データベーススペシャリスト試験 一発合格までの道のり

↓IT資格に関する記事はこっちのブログで書くことになりました。

yukihara2.hatenablog.com

こんにちは。ゆきはら(@window5296)です。

次回のデータベーススペシャリスト試験に挑戦しようと、勉強を開始した人も多くなっている頃だと思うので、

私の合格までの道のり(勉強の方法や工夫など)を共有しようと思います。

 ★:特に読んでほしいところ

 

データベーススペシャリスト試験とは?

ざっくり言うと… 

  • データベースに関する知識・技能を問う国家試験
  • 年1回(4月中旬)実施
  • 応募者数15,355名 / 合格率17.6% / 合格者平均年齢31.9歳 (平成27年度)

   (出所:IPA, 情報処理技術者試験 統計資料 平成27年度, https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/toukei_h27.pdf

 

☆私がDBスペシャリストを目指した理由

  • データベースに関連する基本的な知識・技術を習得し、実際のシステム開発業務(要件定義、設計、開発など)に活かすため
  • 上流SEが習得すべきであろうモデリング能力を身につけるため

 

☆学習期間

  • 6ヶ月

 

★実際に使用したテキスト・試験対策本

  

※合格教本は平成26年度版、重点対策は2016年版を使用。
※重点対策は解説がひどかったのでおすすめしません。

 

☆選択した設問

  • 午後Ⅰ 問1 データベース基礎理論、問2 データベース設計
  • 午後Ⅱ 問2 概念データモデル(おすすめ)

  ※午後Ⅱの問2は、問1と比較して試験内容が固定的なので過去問学習で対応しやすいです。

 

★試験対策(午前・午後共通)

6ヶ月使ってゆーっくりとテキスト学習を進めました。

一区切りついたら章末問題など、午前Ⅱ問題を解き、理解度を確認します。

そこでは、"なんとなく"で解かず、"論理的に"解くように心がけました。例として以下の問題で考えてみましょう。

データベースの論理モデルに関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア 階層モデルは、多対多のレコード関係を表現するのに適している。

イ 関係モデルでは、子レコードはただ一つの親レコードに属する。

ウ ネットワークモデルは、行と列からなる表で表現できる。

エ ボイス・コッド正規形は、関係モデルで使用される形式である。

(出典:平成20年度 春期 DB試験区分 午前 問29)

 

"なんとなく"で解くと ...

「んー・・・ボイス・コッドは正規化で勉強した気がするから「エ」が正解かな~」という具合で正解してしまいます。これの怖いところは、

完全に理解できていないのに理解しているような気分になってしまうことですね。試験本番で間違いなく爆発します。

 

"論理的に"解くと...

「階層モデルにおいて、親レコードは子レコードに対して一つのみ許される。したがって、多対多で表現すると主張しているアは間違いである。(略)そして、ボイス・コッド正規形は関係モデルにおける正規形の一つであるので正解はエである。」

 

 実際ここまで細かく考えてはいませんが(笑)、

上記のように「なぜ正解/不正解といえるのか?」を明確にしながら解答を出すようにしました。

この解き方であれば、「あれ?階層モデルの定義ってどうだったっけ?」とか「関係モデルの表現方法って表?レコード?」とか、いろいろと気づくことが多くなります。

 

★試験対策(午後Ⅰ)

以下の流れで学習を進めました。

  1. 応用情報技術者試験の過去問(DB)を解く ×約10問
  2. 午後Ⅰの過去問を解く ×約10問
  3. ②で解いた過去問を再び解く

①では、関数従属性や正規化理論、SQLなど、データベースの基礎知識を身につけるとともに、アウトプット力の基礎をつくります。

 

②の過去問学習は、試験対策としては当然ですが、単に解いて終わりにしないよう注意しました。答え合わせをして自分の解答が間違っていた場合、解答例をじっくり見て内容を理解するのではなく、まず解答例の概要だけざっくり確認します。

そして、その概要を念頭に置きつつ、テキストやノートを読み返してでも、自分なりの答えを出すようにするのです。解答を覚えるのではなく、それに至るまでの論理を理解するところがポイントですかね。

また、重視すべき学習分野は関数従属性と正規化理論です。特に、正規化理論は確実に理解すべきです。なぜ正規化する必要があるのか、正規化しないとどのような問題が起こるのか、いつでもスラスラと論述できるくらいには理解しておきましょう。

 

②の過去問学習も重要ですが、③も重要だと思っています。

②での学習を通じて「理解した!」と思っても、案外理解できていなかったりするので、再び解いて理解度を確認します。もしまた間違えたなら、重点的に学習するのみです。

 

★試験対策(午後Ⅱ)

過去問は5、6問ほどしか解いていないと思います。ただ、以下の2点に留意しました。

  1. 午後対策本に頼らない
  2. 過去問は1度にすべて解かない

①はですね...頼らないというより頼れませんでした(笑)。詳細はここで言及しませんが、ほんと××みたいな解説で本に何回ブチ切れたことか。

頼るものがなかった私は、ひたすら自分の頭で考えて解答を作っていきました。取り組み方は、午後Ⅰの対策ですでに述べた、「論理的に解く&自分なりの答えを出す」と同じです。

仮に午後対策本に頼っていたとしたら落ちていたかもしれません。というのも、分かりやすい解説を見ると、なんとなく理解したつもりになってしまうからです。これも午後Ⅰの対策で述べたことと関連しています。

 

②は意外に重要です。

 午後Ⅱの問題を解き、答え合わせをして振り返りをしようものなら、少なくとも3時間はかかります(1問あたり)。ここで懸念すべきは、試験勉強をしている人の心理です。

 

例えば、「毎週日曜日に午後Ⅱを1問解く」と計画を立てているとしましょう。計画したのですから、その人は可能な限り計画通りに進むことを願っています。そして実際に1問解き始めます。

おそらく、「難しい」「早く遊びたい」「あーせっかくの土日が...」という思いが沸き上がってきます。そうなると、「んー、まあこんなもんでいいだろう」と中途半端に勉強を終え、"勉強したことにする"のです。

あくまでも私の実体験に基づく予想ですが、そうなってしまう方も多いのではないでしょうか。

 

以上のことから、午後Ⅱの問題は数回に分けて解答・学習することをすすめます。

私の場合は解答と振り返り学習を2日に分けるようにしました。解答するときは解くことだけに集中し、振り返るときは苦手分野の学習と学びの概念化(教訓を生み出す)だけに注力するわけです。

問題を解くなかで分からなかった部分には?マークを付し、振り返りの際には、解答と異なる部分と?マークの部分を重点的に学習します。もちろん例によって、解答や解説に頼らず、自分なりの答えを出します。

 

☆試験結果(平成28年度春期試験)

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高得点ではありませんが、午後試験でも十分な結果を出すことができました。

 

☆最後に

情報システムに関わる人間にとって、「どうやってデータを扱うか?」ということを学ぶことは大切なことだと思います。

実務経験のないor少ない方でも合格できるので、これからITエンジニア、ITコンサルタントを目指す方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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